活躍する卒業生

活躍する卒業生

地球規模の課題に取り組む生物資源科学部の卒業生は、公務員や、食品会社、製薬会社、化学企業、建設業、農林畜産業・水産関連、獣医師、NPO、教員など、多様な分野で活躍しています。OB・OG たちは、それぞれの分野で本学部で学んだことを活かして、社会の重要な一翼を担って活動しています。

2001年 植物資源科学科(現・生命農学科) 卒業 氏家 和広さん

国立大学法人 島根大学 学術研究院農生命科学系 准教授

2001年 植物資源科学科(現・生命農学科) 卒業 氏家 和広さん
『小学生の時に決めた研究者への道、 才能より大切なのは夢を持つこと。』
 小学生の頃、農家の方が田植えの準備をしているところを見て、なぜか急に「農学の研究者になろう!」と閃き、そこで進路を決めてしまいました。 大学や大学院では、キノアという雑穀の研究に取り組み、大学院修了後はポスドクとして、研究に集中できる研究機関での正規採用をめざしていました。しかしいつしか、学生時代の恩師より学んだことを後進に伝えたいと考えるようになり、縁あって島根大学で教鞭を執ることになりました。私は決して才能あふれる人間ではありません。それでも研究者になれたのは、幼い頃から夢や目標を定め、そこへ向けて努力を積み重ねてきた結果に過ぎないと思っています。将来研究者になりたいという方には、ぜひ早いうちに夢や目標を見つけることをおすすめします。
2015年 生命化学科 卒業 陳 さん

シマダヤ株式会社 研究開発部

2015年 生命化学科 卒業 陳 さん
『お客様の声に耳を傾け、これまでにない「麺」を開発したい。』
 中国の高校を卒業した後、日本に留学。食品によるガンや糖尿病の予防について学びたいと思い、生物資源科学部に入学しました。大学ではシナモンを用いた糖尿病予防の研究に取り組み、大学院修士課程でも研究を続けました。在学中には日本フードファクター学会で、若手研究奨励賞もいただきました。大学院修了後は、日本のラーメンが好きで麺類に興味があったことから、麺の専業メーカーであるシマダヤに就職を決めました。当社は「流水麺」など独自の技術を持ち、入社1年目から商品開発を任せてもらえるなど、やりがいを感じながら 仕事に携わることができます。将来は、お客様の生の声を聞き、コンセプトから自分で考えた新しい商品をつくることが大きな夢です。
2010年 獣医学科 卒業 高野 晃一さん

南州農場株式会社 養豚養牛事業部

2010年 獣医学科 卒業 高野 晃一さん
『獣医師として食の安定生産を担う夢を、この養豚場で実現しました。』
 高校生として進路を選ぶ時期に、BSEやダイオキシンなどの事件が多く発生し、安全な食品の生産に携わりたいと考えたことが、獣医師を めざすきっかけとなりました。大学卒業後は、鹿児島県南大隅町にある南州農場に入社し、約5万2千頭の豚を飼育する大規模な養豚場で 獣医師として働いています。仕事内容は、疾病の診断や治療はもちろん、豚コレラなどを農場に入れないための防疫、農場HACCPの認 証取得など食品安全に関する作業、さらには生産方法の改善やお客 様との対応まで、養豚のすべてに及ぶといっても過言ではありません。自分が会社の一員として安全で美味しい食肉づくりに関わり、お金を稼いでいるという思いも強く、大変やりがいを感じているところです。
2001年 動物資源科学科 卒業 伊藤 香葉さん

千葉県農林水産部畜産総合研究センター 養豚養鶏研究室

2001年 動物資源科学科 卒業 伊藤 香葉さん
『千葉の養鶏農家ファーストで、試験研究に取り組んでいます。』
 大学卒業後、都会もあるのに自然も豊かな千葉の魅力に触れ、千葉県庁に入庁しました。入庁後は農林振興センター(現・農業事務所)の普及指導員や、畜産行政の仕事などを経験。2013年から畜産総合 研究センターの研究員として、鶏の試験研究を担当しています。現在は、国産飼料米を使った卵質向上技術の研究などに取り組んでいるところ です。研究員は、農家の方と直接触れ合う機会も限られています。しかし、毎年開催される試験研究成果発表会で、私たちの研究成果を 興味深く聞いてくださる農家の方がいらっしゃるのを見ると、大変やりがいを感じることができます。今後とも県内の養鶏農家の悩みに耳を傾け、農家の利益を第一に考えて仕事をしていきたいと思います。
1997年 食品経済学科(現・食品ビジネス学科)卒業 木村 賢太郎さん

テーブルマーク株式会社 マーケティング&セールス戦略統括部マーケミックス部 家庭用商品戦略チーム

1997年 食品経済学科(現・食品ビジネス学科)卒業 木村 賢太郎さん
『「おいしいもの」をつくるだけじゃない、ビジネスとしての発想が商品企画には必要。』
 冷凍食品や常温食品を製造・販売するテーブルマークで、冷凍麺 や冷凍調理品、パックごはんなどの家庭用商品を企画する部署に勤務し、チームを統括管理しています。商品企画の仕事は、ただ単に 「おいしい商品」をつくればいい、というだけのものではありません。 市場のニーズや価格、生産性なども考慮し、発売までには商品開発 部や工場、営業など、他部署との緊密なコミュニケーションも必要となります。企画の独りよがりではなく、全社が同じ方向を向き、同じ気持ちになって商品に取り組まなければ、ヒットは望めないでしょう。私は入社以来、長く営業の現場にいましたが、このようにものを考えて仕事をする上で、当時の経験が大変役に立っていると思っています。
2007年 森林資源科学科 卒業 鈴木 礼さん

株式会社森ラボ 代表取締役

2007年 森林資源科学科 卒業 鈴木 礼さん
『地元・三島の森を適切に管理し、次の世代に繋げていきたい。』
 大学卒業後、浜松市の林業会社に勤務した後、地元の三島市で森ラボを起業しました。この会社は、いわば「森のなんでも屋」です。 森林の持ち主に代わって管理計画を立て、作業を発注する森林管理、森林の樹種や木材の価値などを調べる森林調査、鉄道沿いの倒れそうな樹木を調べる樹木調査などが主な事業となります。森林というのはスケールが大きく、生物なので勝手に変化し、思い通りに管理できない難しさがあります。しかしだからこそ、やりがいがあるとも思います。私は独立することで、「三島の森を手入れする」という、学生時代 の夢のスタート地点に立つことができました。今後も放置されている 森林を管理し、自分の後継者も育てていければと考えています。
2001年 海洋生物資源科学科 卒業 松本 将史さん

株式会社能水商店 代表取締役

2001年 海洋生物資源科学科 卒業 松本 将史さん
『高校から生まれた水産加工会社で、地域の未来に貢献したい。』
新潟県立海洋高等学校で、16年間教員として勤務してきました。そこで生徒と取り組んできたのが、イクラを取った後の鮭の魚体を使った魚醤の開発と製造・販売です。これまでは、高校の同窓会が運営する水産加工所で商品をつくっていましたが、食品会社としての体制や責任なども考え、2018年に株式会社能水商店を設立。社長として事業に専念することになりました。私は教職を離れましたが、生徒のキャリア教育支援は今も当社の大きな使命であり、高校生が魚醤「最後 の一滴」の製造や催事販売などに参加し、多くの学びを得ています。 将来は高齢化が進む鮭の放流事業もお手伝いし、この地域を人材育成、水産資源維持・活用の両面からサポートできればと思っています。
2005年 生物環境工学科 卒業 伊藤 一さん

東海旅客鉄道株式会社 新幹線鉄道事業本部 小田原保線所

2005年 生物環境工学科 卒業 伊藤 一さん
『迷ったらつらい方を選ぶ、それが鉄道の仕事の鉄則です。』
大学の就職活動中に、鉄道会社にも土木職があることを知り、インフラを支える社会貢献性の高さにも魅力を感じて入社を決意しました。現在は新幹線の橋梁やトンネルなど、土木構造物の検査、修 繕改良工事を担当しています。仕事で心がけているのは、「迷ったら つらい方を選ぶ」ということ。手間を要する手順や確認を嫌がっていると、やがては事故に繋がるという上司の教えを守り、列車の安全 安定輸送を確保してきました。また、鉄道の土木職には理工系の出 身者が多く、私のような生物系は確かにマイナーかもしれません。しかし鉄道は山や自然の中を通すもの。環境や生物のことを学んできた知識と経験は、人とは異なる強みになっていると自負しています
2000年 食品科学工学科(現・食品生命学科)卒業 山崎 良行さん

公益社団法人日本缶詰びん詰レトルト食品協会 研究所食品化学研究室

2000年 食品科学工学科(現・食品生命学科)卒業 山崎 良行さん
『一企業を越えた仕事ができる、社団法人ならではの魅力です。』
 当協会は缶詰、びん詰、レトルト食品の安全性確保や品質向上などを目的に組織された団体です。就活の時に先生からこちらの紹介を受け、自分が望んでいた化学分析の職種ということもあって就職 を決めました。現在は横浜にある研究所の食品化学研究室に勤務し、業界の発展に役立つような調査・研究に加え、会員企業より依頼された食品や容器などの分析を担当しています。こうした私たちの分析結果は、各企業の対応策にも直結するため、取り扱いには 細心の注意を払わなければなりません。一方、仕事を通じて多くの方と交流する機会が得られ、各社の生産ラインを見学するなど、一企業に勤めていたらできない経験ができるという面白さもあります。
2004年 国際地域開発学科 卒業 松本 俊輔さん

株式会社カネカ 新規事業開発部 食料生産支援グループ

2004年 国際地域開発学科 卒業 松本 俊輔さん
『海外農業支援の経験を生かし、新しい肥料の販売に取り組んでいます。』
 農業と国際支援に興味があって、この学科に入りました。大学卒業後 は千葉大学大学院へ進学。その後、青年海外協力隊に応募し、アフリカのガーナやウガンダなどで農業協力に従事しました。35歳になった 頃、一度日本の民間企業も経験してみたいと考え、農業関係の人材を 募集していた現在のカネカに入社することになります。当社は化学メーカーですが、新規事業として植物の成長を促進する肥料「カネカペプチド」を開発。その試験や営業などを担当するチームに在籍しています。 現在、日本や中国、北米などの農家さんに興味を持っていただき、ようやく販売も軌道に乗り始めました。今後はコストダウンも図り、こうした 肥料を必要としているアフリカなどにも販路を広げていきたいですね。
1998年 応用生物科学科 卒業 嶋田 典基さん

株式会社常磐植物化学研究所 R&BD本部 研究開発部

1998年 応用生物科学科 卒業 嶋田 典基さん
『大学の授業にムダなものはなかった、当時のノートを見るたび実感します。』
当社は、ブルーベリーやイチョウ葉など様々な植物材料をもとに、医薬品や食品、サプリメントの原料となる各種成分を抽出・製造している会社です。私は、大学の研究 室から大学院、その後勤務した研究機関まで、一貫して植物の成分に関する研究に携わってきました。そのためここでなら自分の経験が活かせると考え入社しました。現在は試験・研究用の高純 度化合物の製造や、製品の品質管理などを担当しています。こうした仕事をしていて実感するのは、大学で受けた授業でムダなものは一つもなかったということですね。学生時代には何の意味があるのか分からなかった知識も、今の仕事にちゃんと 繋がっているんですよ。当時のノートを見返すたびに感謝しています。
2019年 くらしの生物学科 卒業 大胡田 早紀さん

小田原市役所

2019年 くらしの生物学科 卒業 大胡田 早紀さん
『グループワークで培った力と、大学のサポートが就職に役立ちました。』
 横浜や川崎のある神奈川県東部に比べ、私の地元の県西部は、どの市町村もそれほど知名度が高くありません。このエリアを盛り上げるためにも、ぜひ中心都市である小田原市で働いてみたいと考えました。 公務員試験対策には、大学の公務員講座を活用しました。エントリーシートや面接対策では、大学の就職指導課に大変お世話になりました。面接の練習では答えられない質問もあり、準備不足を痛感。自分なりの対策を取ることができたと思います。またくらしの生物学科では、 授業の多くにグループワークを取り入れ、人の意見を聞き、自分の考を整理する力を養っています。最近の就職試験ではグループワークを課しているところも多いので、その点も非常に心強いと思います。
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