ネチケット
ネチケットとは、Networkとetiquetteの造語で、ネットワーク上のエチケット、マナーを示します。これは法律でも規則でもありませんが、人と人とが電子的コミュニケーションをとる上でのルールをまとめたものです。
メールは電話以上に相手の顔(顔色や感情)が見えない環境で、一方的に自分の意見を送りつけるものですから、より相手の立場に立った内容に努めなければなりません。以下に、最低限の項目を挙げておきますが、WWWで「ネチケット」を検索すると多数見つかるので一読してください。
メールは手短に。そっけなくない程度で、内容の理解が可能な範囲で短めにまとめましょう。また、subject(題名)を必ず付けるよう心がけます。メールソフトの中にはsubjectがなくても送信できるものがありますが、マナー違反です。1行の文字数は全角で35文字未満とし、長くなる場合は本文の最初に「長文」「長文注意」などと記しておくのがよいようです。
自身のパスワードは教えない、他人のパスワードは見ないのがルールです。また、自身・他人の別なく、メールアドレスを不用意に第三者に教えてはなりません。
コンピュータ固有の記号は使用しない。コンピュータにより、表示できる文字種に違いがあります。これらは機種依存文字と呼ばれています。特に、NECのPC-9801シリーズで使用していた記号のうち、いくつかはいわゆるDOS/V機やMacintoshでは表示できないものもあります。また、同じ記号でも、コンピュータにより、文字コードが異なるものもあり、全く違った記号が表示される場合もあります。
半角カタカナは使用しない。半角のカタカナはメールでは使用できません。受信側では文字化けして正しく読めません。従来はsubjectに全角文字を使用してはならないというルールがありましたが、最近ではたいていの場合、正しく認識されるようになってきました。しかしながら、一部の利用環境では文字化けする可能性が残っているようです。
メールにも所有権と著作権が及びます。学内で発信するメールも、私的な内容であれば基本的には発信者に帰属すると考えられます。ただし、メールアカウント自体は本学が利用者に貸与するもので、管理権は本学に帰属します。
受け取ったメッセージを転送したり、投稿する場合は、原文のまま使用します。ほとんどのメールソフトでは、引用機能がありますから利用しましょう。また、出典も極力明らかにするよう努めてください。
メールのプライバシーは保護されているとは限りません。暗号化されていない環境で使用するメールには、個人情報(クレジットカード番号、パスワード、その他の非公開情報)を含めないのが原則です。
To:、Cc:、Bcc:で送る相手を選びましょう。受信したメールは相手がどういう意図で送ってきたかをメールヘッダで確認しておきましょう。中には返事を求められていないケースもあります。また、送られてきたメールに直接返事を書くとその内容は、送信者だけでなく送信者が同時に送った相手全員に送信されます。
チェーンメール、スパムメール(迷惑メール)等相手に迷惑のかかるメールの送信は禁止です。郵便物の場合は差出人が送料を負担していますが、メールの場合は受取人が受信料を負担しなければなりません。チェーンメールは自分のところで切る勇気を持ちましょう。スパムメールの中には、「今後の送信を希望しない場合は連絡を…」、などと書かれているものもありますが、返信をしたら、そのアンウントが有効(つまり読まれた)であることを送信者に教えることになります。確かにその相手からは以後メールは来なくなるかも知れませんが、あなたのアドレスは闇で流通し、新たなスパムメールを自ら呼び寄せることにもなりかねません。スパムメールはひたすら無視し続けるのが最良の方法です。スパムメールの送信者は適当なアドレスを生成して送りつけてくる場合があり、必ずしもあなたのアドレスを知っていて送ってくるのではありません。
メールアドレスの中には、個人ではなく、グループを示すものも含まれています。送り先を確認して送信しないと、無関係な人にメールを送りつけることにもなりかねません。誰に送信するのかを確認してメールを出しましょう。
広報的な内容や返事は無用と書かれたメール以外には、受信した旨、一応の挨拶をしておきましょう。内容を応諾したかは別として、間違いなく読まれたことは相手に伝わります。
他人を詐称したメールを送信してはいけません。故意にではなくても、他人のメールシステムを借りて送信すると、貸した人が差出人となったメールが相手に届きます。誰かの名前が印刷された封筒で手紙を出すようなものです。受信した相手は関係ない人からメールが届いたことをいぶかしく思うでしょうし、そもそもアカウントの不正使用です。商用プロバイダでもアカウントの又貸しを禁止しているところがほとんどで、貸した人にも責任が生じます。
メールで他人を誹謗中傷してはいけません。お互いの顔が見えないだけに無責任極まりない行為です。ネットワークは全世界に広がっており、メーリングリストなど不特定多数が利用する環境での誹謗中傷行為は、現実の世界での行為より、より責任が重いものと解釈されています。
過度に負荷の大きいメールを送ってはなりません。相手の受信容量を超えたメールは正しく送られないだけでなく、相手の受信環境を破壊することにもなります。また、ネットワークに負荷がかかり、他の利用者の利便性を損なうことにもなります。
相手のシステムを破壊する目的のメールを出しては行けません。実行形式のファイル、マクロやJAVAなどを含んだ添付ファイルはコンピュータウィルスの伝搬を手助けすることにもなります。まず、利用環境がウィルスフリーであることを確認しましょう。
相手が同じ様式でメールの本文を見ているとは限りません。ポストペット等、キャラクタがメールを運ぶ設定のメールソフトは受信者側にも同じ利用環境があることを前提に使用するものです。この種のメールソフトではキャラクタを添付ファイルとして送信することで、互いのコミュニケーションを図るように作られています。キャラクタを使って異種のメールソフトを使用している相手に送信すると同じ形式で見ていないかもしれません。改行位置にも注意しましょう。
小冊子(電子メールの使い方)より抜粋