『アブラ』と名のつくものはとにかくダイエットの大敵。できるだけ食べちゃダメ。

そう信じ込んではいませんか。

確かに動物性脂肪のラードなどは高カロリーかもしれません。しかし同じアブラでも、食べても太らないどころか肥満防止効果が期待できる、夢のようなアブラがあります。それがすなわち、青魚などに含まれる魚油(EPA・DHA)です。

この魚油を摂取すると、肥満のもととなる白色脂肪細胞が褐色脂肪細胞に変化し、脂肪分をどんどん熱に変えてくれます。結果的にアブラで痩せることができるというわけ。

今や肥満は見た目だけの問題ではなく、心筋梗塞、脳梗塞、がんなどのおそろしい病気にかかる確率を高め、やがては生命をも奪ってしまう体の危険信号です。
もし食べ物でそれを防ぐことができたら、肥満に悩む多くの人にとって福音となるでしょう。栄養生理化学研究室では、食べ物の成分や食べ方を変えることにより、健康を維持し病気を予防することができないか、先ほどの魚油をはじめ、ニンニク、シナモン、玉ねぎなど多彩な食材を取り上げて研究を進めています。

来るべき超高齢社会を誰もが健康で快適に過ごせるよう、生命化学科の研究には大きな期待が集まります。

21世紀は生命の時代です。本学科では、生命・食・環境の各分野について、先端生命科学の知識と技術の基礎から応用までを学習。社会で活躍できる優れた人材の育成を行っています。