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2017.11.28 研究ニュース

森林資源科学科 太田祐子教授が平成29年度樹木医学会賞を受賞しました

平成29年度樹木医学会大会(2017年11月11日~12日 東京都)において,森林資源科学科太田祐子教授が,樹木医学会賞を受賞しました。

 

樹木医学会賞は樹木医学に関する優れた研究成果を発表した者に授与される賞で,太田らの共同研究によるスギ非赤枯性溝腐病に関する一連の成果が高く評価されました。

 

サンブスギというスギ品種に甚大な被害を与えている樹木病害「スギ非赤枯性溝腐病」の病原菌の分類学的位置を明らかにし、さらに本病原菌が幸水などに大きな被害を与えている「ナシ萎縮病」と同一病原菌でもあり、その他複数宿主に異なる症状を引き起こすことを明らかにしました。

 

この成果により、スギ単独、ナシ単独の病害管理ではなく、周辺宿主を考慮した総合的管理対策が必要であることが示されました。

 

 樹木医学会受賞太田祐子

樹木医学会受賞の様子(右:太田祐子教授

 

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