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2017.10.03 研究ニュース

大学院博士前期課程1年 岩本 理さんが,日本食品科学工学会大会でポスター発表優秀賞を受賞しました

 

 平成29年8月28日(月)から30日(水)で開催された日本食品科学工学会第64回大会で,

大学院生物資源利用科学専攻博士前期課程1年 岩本 理(イワモト アヤ)さんが,ポスター発表優秀賞を受賞しました。

 

 

 【演 題】 「市販納豆による,う蝕原性細菌バイオフィルム抑制効果の検討」

 

 虫歯の原因の一つは,歯の表面状に形成されるバイオフィルムと呼ばれる細菌の塊です。

岩本さんは,市販納豆に含まれるタンパク質分解酵素が,そのバイオフィルム形成を阻害する効果があることを発見しました。

 今後はこの成分の効能を高めた納豆や,成分を抽出したガムなどの開発に期待が持たれます。

 

 

詳細画像

(受賞後の岩本 理さん)

 

 岩本さんはこの研究を平成28年4月から着手しましたが,この研究に必要なザイモグラフィーという解析手法を学ぶために別の研究室で”修行”するなどして研鑽を重ね,現在ではその手法を所属研究室で広めるなど,新たな研究活性にも貢献されています。

 

「研究は,答えのないものに取り組むので,わかならい事が多い。それは壁でもあるが,全然解らなかったものが解明されることが面白さでもある。」

と話してくれました。

 

岩本さんの,今後の更なる活躍を応援しています。