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2025.04.22 研究ニュース
令和7年度日本大学学術助成金に柴﨑康宏専任講師(海洋生物学科)のプロジェクトほか3題が採択されました
日本大学では、学術の振興や国際水準の研究活動の推進、さらに持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた課題解決を目指し、研究助成金を交付しています。
特に、複数の学部に所属する教員がチームを組んで取り組む、学部を越えた異分野融合型研究を対象としています。
令和7年度には、生物資源科学部の柴﨑康宏専任講師を研究代表者とする研究プロジェクトをはじめ、本学教員が参加する3つのプロジェクトが採択されました。
令和7年度学術研究助成金 独創的・先駆的研究
研究代表者 柴﨑康宏専任講師(海洋生物学科)、分担者 片倉文彦准教授(獣医学科)
(研究組織:生物資源科学部・歯学部)
「水産用ワクチンの省力化を可能にする経口ワクチンアジュバント開発の基礎的研究」
内容:現在、水産養殖では、一匹一匹に注射するワクチン接種が主流です。一方で、給餌とともに接種できる経口ワクチンは、人にも魚にもストレスの少ないワクチンとして注目されています。本研究は、生物資源科学部と歯学部の若手研究者がタッグを組み、経口ワクチンの作用メカニズムの解明・簡便な魚のストレス評価法の確立に取り組むことで、ワクチン開発を効率化する方法の確立に取り組みます。」

右から3人目が柴﨑康宏専任講師。
令和7年度日本大学特別研究
分担者 中山智宏教授(獣医保健看護学科) (研究代表者 歯学部 今井健一教授)
(研究組織:歯学部、医学部、工学部、松戸歯学部)
「健口」が切り開くwell-being – 人生100年を支える日大発革新的口腔ケア」
内容:「「口腔の健康(=健口)を通じて全身の健康とウェルビーイングを実現する」ことを目指し、産官学の連携によって、医学の発展、健康寿命の延伸、そして医療費の削減に取り組みます。さらに、日本歯科医師会・医師会、全国校友会などと地域連携を深め、「革新的な口腔ケア」を全国に広げるムーブメントを起こし、持続可能で明るい社会づくりの土台となる少子化対策や健康長寿の実現、そしてワンヘルスの達成を目指します。こうした「子ども・女性・高齢者の健康に寄り添う取り組み」は、日大ブランドのさらなる向上にもつながることが期待されます。」
令和7年度SDGs研究プロジェクト助成金
分担者 松倉君予助教(森林学科) (研究代表者 理工学部 羽多野正俊教授)
「地域特性に対応した作物栽培支援ロボットソリューションの基盤研究」
内容:「SDGs研究プロジェクト助成金は持続可能な開発目標(SDGs)を実現するための問題解決に資する研究に助成を行うものです。日本大学の理工学部、生物資源科学部、工学部、芸術学部、付属高校の教員たちが連携し、地域によって異なる土壌等の特性を考慮した農業用ロボットの開発を目指す課題です。松倉助教は、ロボット運用による土壌環境の変化や菌根菌への影響の解析を担当します。」
令和7年度学術研究助成金 独創的・先駆的研究採択
分担者 細野 朗教授(食品開発学科) (研究代表者 医学部 相澤志保子教授)
(研究組織:医学部、歯学部、生物資源科学部)
「エビデンスの形態素解析による持続可能ながんの診療支援情報循環システムの構築」