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2025.07.15 その他ニュース

湘南キャンパス内に巨大キノコ発生!「ニオウシメジ」

2025年7月7日、日本大学生物資源科学部キャンパス内のとある場所で、職員が巡回中に発見したのは巨大なきのこ。

森林学科 森林植物・微生物学研究室の松倉君予助教により「ニオウシメジ」と同定されました。
日本で最大級の子実体を形成するきのことして知られ、最大180kgの記録もあります。

7月14日時点では、1株の最大径 約70cm、高さ約35cmまで成長しました。
成長過程動画:https://youtu.be/SURH6NpNmBk

ニオウシメジの解説:
熱帯を中心に分布する巨大なきのこ。
国内では九州や沖縄での発生が多く知られ、関東(群馬や茨城)が北限として記録されている。
多量の落葉が積もった場所など、肥沃な土地に発生する。
味、食感ともに優秀な食用きのことして知られ、栽培品も売られている。
ただし中毒を起こすシアンという物質を多く含むことが知られるため、生食や多食はしないように注意が必要。
現在はMacrocybe giganteaという学名が当てられているが、この種の原記載標本(インド産)と形態的に特徴が一致しない可能性も指摘され(Pegler et al. 1998)、さらなる研究が必要とされている。