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2025.12.01 研究ニュース

バイオサイエンス学科の奈島准教授、環境学科の大澤教授、アグリサイエンス学科の水田専任講師が、ハナショウブの品種の成立・分類についての研究で日本DNA多型学会優秀発表賞を受賞しました

バイオサイエンス学科の奈島賢児准教授、環境学科の大澤啓志教授、アグリサイエンス学科の水田大輝専任講師とかずさDNA研究所の白澤健太博士の共同研究として「古典園芸種ハナショウブ品種群の成立と分類」を日本DNA多型学会第34回学術集会にて口頭による研究発表を行いました。その結果、本研究について優秀研究賞を受賞しました。

本研究は、江戸時代から続く古典園芸種であるハナショウブについて、ゲノム解析を行い成立・分類についてひも解くことを目的として行われました。東日本以北の在来のノハナショウブを採取し、現代に残る品種はどのように成立したか、江戸・伊勢・肥後・長井古種と分類される品種群は、ゲノム的にも同様に分類されるのか、調査を行ったものです。

奈島賢児准教授よりコメント:
「文化的に幅広く愛されてきた古典園芸種と、先端ゲノム解析を結び付けた切り口が評価され、優秀研究賞を受賞したと思います。また学科を超えて連携ができたことも、特色ある研究に繋がったと思います。今後はハナショウブの全ゲノム解読や、全国のノハナショウブサンプルを使った解析を進め、ハナショウブの秘密を解明していきます。」

山形県飯豊町にて採取した、野生のノハナショウブが開花している様子