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2023.12.05 研究ニュース
バイオサイエンス学科 明石智義教授が微生物生態学会 Microbe and Environments論文賞を受賞しました
バイオサイエンス学科 明石智義教授が、日本微生物生態学会学会誌(Microbe and Environments)の2022年度論文賞を受賞しました(Phenolic Acids Induce Nod Factor Production in Lotus japonicus—Mesorhizobium Symbiosis)。
(左)明石智義教授、(右)東北大学大学院 佐藤修正教授
M&E論文賞
https://www.microbial-ecology.jp/?p=11795
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsmeja/38/2/38_87/_article/-char/ja
本研究は、応用生物科学科 青木俊夫教授と筆頭著者の島村昌幸博士研究員が中心となって行ったものです。青木教授が在職中に逝去後、東北大学大学院生命科学研究科 佐藤修正教授とともに遺稿を取りまとめ、さらにデータを追加して論文として発表し、今回佐藤教授とともに共同受賞となりました。
生物同士が共生する際、お互いの認識には化学物質が関わっています。マメ科モデル植物のミヤコグサが根粒菌と共生して窒素固定を行う際、ミヤコグサが放出するフェノール酸が共生の引き金となることを明らかにしました。これは従来の常識を覆す発見であり、今後植物・微生物間相互作用の普遍的な発見へと発展する可能性が評価されました。
受賞講演(令和5年11月30日,浜松)
バイオサイエンス学科
https://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~NUBSbio