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2024.10.29 その他ニュース

日本菌学会関東支部 第38回菌類観察会が本学部にて開催されました

2024年10月12日(土)、日本大学生物資源科学部付属藤沢演習林において「菌類観察会」(日本菌学会関東支部主催、森林学科松倉君与助教担当)が開催されました。



藤沢演習林は、湘南キャンパスに隣接する約5 haの都市近郊林です。
演習林内にはクヌギ、コナラを主とする広葉樹をはじめ、エノキ、シラカシ、スギなどが混在して生育し、菌類や変形菌が多数観察されます。

当日は、中学生を含む一般参加者25名が藤沢演習林やキャンパス周辺で野生の菌類(きのこや植物寄生菌)を観察・採集しました。採集した菌類標本は専門家による顕微鏡観察や同定が行われ、80種以上に分類されました。
本観察会により、発光性きのことして主に熱帯~亜熱帯地域での分布が知られるアミヒカリタケや、神奈川県レッドデータブック2022において絶滅危惧II類に位置づけられるアカヒダカラカサタケ類似種などの希少な菌類が初めて記録されました。

観察会で記録された菌類リストは後日学会ホームページで公開予定で、今後の「森林基礎実習」や「森林微生物学実習」などの学生実習や卒業研究にも役立てられると期待されます。



日本大学生物資源科学部付属藤沢演習林 紹介HP:https://xs057717.xsrv.jp/fosforestry/%e6%bc%94%e7%bf%92%e6%9e%97/