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2018.06.19 受験生ニュース 研究ニュース
森林資源科学科 木口 実 教授が,第1回日本木材保存協会功績賞を受賞しました
平成30年5月22日にメルパルク東京で開催された公益社団法人 日本木材保存協会の第34回年次大会で,森林資源科学科の木口 実 教授が第1回日本木材保存協会功績賞を受賞されました。
(公社)日本木材保存協会は,木材保存について調査研究しその成 果を社会に広める活動をしている団体で,日本学術会議協力学術団 体でもあります。
功績賞は,木材保存分野の発展に顕著な功績を収 めたものまたは協会の発展に顕著な功績を収めたものに対して授与 されるもので,今回が第1回目の受賞となります。
木口教授が受賞された理由として,屋外で使用される木材,木質材料の 耐候性に関する研究のパイオニアとして木材の気象劣化メカニズム,耐候性向上技術,塗装技術の規格化等において多くの業績を挙げ,わが国の木材産業の発展に大きく貢献されました。これらの成果は,私達の住居等にも広く活かされています。
また,長きに渡 り木材保存協会の広報委員長として機関紙編集に携わり,紙面の充 実に尽力したこと等に対し評価されたものです。
授与される木口 実 教授(左から一人目)
(中央は鮫島正浩日本木材保存協会会長,右は司会役の2018みどりの女神 竹川智世さ
近年,木材・木質材料の新たな市場としてエクステリア分野が注目 されてきており,木口教授の業績は耐候性向上技術や新規塗料開発,建材の規格化等 で広く活用されています。
【エクステリアとは?】
・・・建物の外側を取り巻く空間や環境全般のことをいいます。住まいの満足度を上げる新しい分野として注目を集めています。
よく耳にする”インテリア”は家具や照明などの建物内部の室内空間全般を意味し,エクステリアと対になります。