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2018.10.01 イベント
日本農芸化学会 関東支部 優秀発表賞(口頭発表部門・ポスター発表部門)
10月13日に東京理科大学で開催された日本農芸化学会 関東支部2018年度大会において、大学院博士前期課程2年の恩田桃子さん(生命化学科 生物化学研究室)が優秀発表賞(口頭発表部門)、大学院博士後期課程1年の保坂浩貴さん(生命化学科 生物化学研究室)が優秀発表賞(ポスター発表部門)を受賞しました。
(表彰状を手にする恩田桃子さん(左)と保坂浩貴さん(右))
恩田桃子さんは、研究テーマ「カルボリン誘導体の小胞体グルコシダーゼ II 阻害による抗ウイルス活性」について発表を行いました。
本研究は本学の生命化学科と獣医学科および理化学研究所の共同研究になります。
この発表では、私達が天然物より発見したカルボリン構造をもつ化合物の抗ウイルス活性を、有機合成法による構造展開によって飛躍的に高め、これまでの阻害剤の1/10の濃度で5倍の抗ウイルス活性を示す化合物を開発したことを報告しました。
(表彰状を受け取る恩田桃子さん)
保坂浩貴さんは、研究テーマ「ヒト腸内細菌によるスクロースアナログ二糖の資化性調査」について発表を行いました。
本発表は新しい機能性オリゴ糖の開発を目的としており、これまでにない酵素反応を利用して特殊オリゴ糖を調製し、そのビフィズス菌に対する増殖効果について調査を行いました。
その結果、これらの特殊オリゴ糖はヒト腸内にいる特定のビフィズス菌を増殖させることが明らかとなり、今までの機能性オリゴ糖とは異なる能力を持っていることがわかりました。
(表彰状を受け取る保坂浩貴さん)
両名のさらなる研究の進展および学会での活躍を期待しています。
生命化学科 HP
http://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~cls/
獣医学科 HP
http://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~vethome/
大学院紹介
https://www.brs.nihon-u.ac.jp/education/graduate_schools/
日本農芸化学会 関東支部優秀発表賞URL
http://kanto.jsbba.or.jp/awards/yushu-2018.html