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2018.08.30 研究ニュース
大学院生物資源利用科学専攻 原田悠暉さんが「平成30年度 日本酪農科学シンポジウム」で若手優秀ポスター賞を受賞しました
平成30年9月14日(金)に和洋女子大学(千葉県市川市)で開催された「平成30年度 日本酪農科学シンポジウム(主催 日本酪農科学会)」で、大学院生物資源利用学専攻・博士前期課程1年の 原田悠暉さん(動物資源科学科 ミルク科学研究室) が「若手優秀ポスター賞」を受賞しました。
(賞状を手にする 原田悠暉さん(右))
受賞題目:「Lactobacillus gasseri が生産する二成分性バクテリオシン “ガセリシンS”の自己耐性機構解析 」
ポスター概要:ヒト大腸から単離した乳酸菌Lactobacil lus gasseri(ガセリ菌)LA327株は、二成分性の抗菌ペプ チド(バクテリオシン)である「ガセリシンS」を生産し、 自己耐性タンパク質(GasI)を介してガセリシンSからの攻撃 を回避しています。
原田さんはこの自己耐性機構に着目し、 GasIの細胞外に位置する塩基性アミノ酸(+電荷) をアラニン(非電荷アミノ酸)に変更すると、耐性が低下し、+ 電荷をもつガセリシンSが菌体に付着することを明らかにしました 。
本結果から、GasIの耐性機構は電気的な性質によりガセリシ ンSを菌体に近づけないようしている可能性が考えられました。
原田さんの今後の益々の活躍を祈念いたします。
動物資源科学部オリジナルサイト
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