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2019.08.22 研究ニュース
大学院生物資源科学研究科 博士後期課程3年 小山亮祐さんが、日本農芸化学会 関東支部 優秀発表賞(若手口頭発表部門) 授賞しました
大学院生物資源科学研究科 博士後期課程3年 小山亮祐さん(生命化学科 生物化学研究室所属)が、研究テーマ「N-結合型糖鎖未成熟化を引き起こす新規ゴルジ体マンノシダーゼ阻害剤の開発と細胞間コミュニケーション阻害剤への応用」にて、日本農芸化学会 関東支部 優秀発表賞(若手口頭発表部門)を受賞しました。
(賞状とEURO版 バイオテクノロジーの教科書を手にする小山亮祐さん(右))
(日本農芸化学会 関東支部 優秀発表賞 賞状)
本研究では、がんの重要な治療法である化学療法において、がんの特徴的な腫瘍の構造から抗がん剤が深部まで作用しにくい、という問題点があります。
本研究では、この解決を目指し、がん腫瘍の構造形成に必須であるN-結合型糖鎖を介した細胞間コミュニケーションを不全とする抗がん剤開発を目指しています。
具体的には、がん細胞内のゴルジ体マンノシダーゼ阻害剤の開発し、がんの腫瘍構造を崩壊させることをゴールとしています。
今後研究が進展し、本阻害剤と既存の抗がん剤を活用した新たながん治療法が確立されることを期待しています。
(賞状を受け取る小山亮祐さん(左)))
(EURO版 バイオテクノロジーの教科書を受け取る小山亮祐さん(左))
日本農芸化学会
日本農芸化学会 関東支部
生命化学科