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大学院 生物環境科学専攻の中園和憲さんの研究が南日本新聞で紹介されました

大学院 生物資源科学研究科 生物環境科学専攻 博士前期課程1年の中園和憲さんの研究が南日本新聞で紹介されました。

 

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       (口之島で外来種研究中の中園和憲さん

 

トカラ列島の貴重な生態系に与える外来種の影響は甚だしいにも関わらずほとんど注目されていません。

昔、ネズミを駆除するために、トカラ列島の多くの島にイタチが持ち込まれたそうです。
口之島にもイタチが持ち込まれたのですが、いつの頃からかイタチの仲間のテンが多くなっていたそうです。
でも、イタチが全然いなくなったのかはよくわからないとのこと。

そこで、中園さんは修士課程のテーマを『国内外来種のテンの食性や在来の生物への影響を調べる』として、研究中、フィールド調査を行っています。

 

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     (南日本新聞 2018年11月25日 21面 地域総合に掲載

 

■トカラ列島
口之島は、鹿児島港からフェリーで約6時間、人口127名の小さな島です。
トカラ列島の島々は、行政上は鹿児島県十島村(としまむら)に属しています。
トカラ列島は、屋久島と奄美大島の間、北緯28度50分~30度、東経129度~130度に位置し、七つの有人島(口之島、中之島、諏訪之瀬島、平島、悪石島、宝島、小宝島)といくつかの無人島からなる湿潤亜熱帯埴生に属する島々です。

 

中園さん活動内容:

どのようなフィールド調査を行っているのか
トカラ列島の口之島という小さな島で、外来種のテンの食性やどんな環境を好むか研究しています。
具体的には、糞の中身を調べて、食物の残渣から、テンが何を食べているか調べたりしています。

 

森の中を調査中に、木の上で果実を食べるテンに出会いました。

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     (木の上で果実を食べるテン:中園和憲さん撮影

 

テン以外の外来種として、ノヤギ(山羊)とノネコ(猫)もたくさんいました。

これらの外来生物が島の生物に与える影響が心配です。

島にいるのがテンなのかイタチなのかは、島の人の飲み会ではよく語られる論争テーマだそうです。
でも、いつも結論が出ないらしいです。

中園さんの研究でイタチもいるのかいないのか、はっきりすると良いですね!

 

・研究の中でどのようなことがわかってきたのか
まだ研究は始まったばかりなのですが、テンが食べているもののなかには、トカラ列島に固有の昆虫や鳥が含まれていること、ミミズをたくさん食べていることがわかりました。

 

今後どのようなことがきたいされるのか
トカラ列島は、生物地理学で東洋区と旧北区の境界に位置していて、その独特な生態系は世界的にみても重要です。
しかし、今、多くの在来種や固有種が絶滅の危機に瀕しています。イタチやテンだけでなく、ネコやヤギなどの外来種の影響が心配されていますが、ほとんど研究されていません。テンやその他の外来種が与える影響が明らかになれば、トカラ列島の保全につながると思います。

 

■是非この記事を読んでみていただき、外来種について知ってもらうきっかけになれば嬉しいです。

ご自身の住んでいる街にも、外来種はいます。
動物だけでなく植物にも外来種は多いので、お散歩しながら探してみるのも良いかもしれません。

 

  

大学院紹介サイト

http://www.brs.nihon-u.ac.jp/education/graduate_schools/

 

生物環境工学科オリジナルサイト

http://hp.brs.nihon-u.ac.jp/~bae/

 

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