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2022.12.06 研究ニュース

日本沿岸に2タイプのカマイルカがいることを遺伝学的に証明(海洋生物資源科学科・鈴木美和教授)

全国の水族館にご協力いただき、日本沿岸に外部形態の違う2タイプのカマイルカが生息していることを遺伝学的に証明しました。
飼育員さんたちは昔から2タイプの存在に気づいていましたが、遺伝的に別の集団であることを初めて証明しました。

一方の集団は日本海に限定的に、他方は日本海から太平洋にかけて広域にそれぞれ分布していることや、最終氷期に入った11万年前以降の日本海の環境変動が集団の分岐を引き起こした可能性があることも示しました。

この2タイプが別種なのかは現在調査中です。
成果はMolecular Ecology誌に掲載されます。

原文(英語)のリンク先が開きます。
DOI: 10.1111/mec.16797