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2022.12.23 研究ニュース

【優秀研究発表賞・奨励賞 W受賞・学会発表】

くらしの生物学科 住まいと環境研究室(小島ゼミ)の 森祐斗さんと 節はるかさんが、12月に開催された”2022年日本造園学会関東支部会”の事例研究ポスター発表にて「優秀研究発表賞」と「奨励賞」をそれぞれ受賞しました。発表56題のうちの2位と3位になります。

賞状

森さんの発表題目

森さんの発表題目は、「遊水地型公園のビオトープ空間におけるトレイルカメラを利用した中型野生生物相について〜神奈川県立境川遊水地公園を事例として〜」です。
河川洪水対策施設である遊水地は水辺のビオトープとしても注目されています。
今回の研究では、県立境川遊水地公園の下飯田遊水地で、トレイルカメラを用いた生態調査から水辺の自然環境タイプと野生動物相の成立要因を綿密に分析し、また定点カメラを使うことでしか解らなかった遊水地内の中型哺乳類の棲み分け行動などを突き止めた点が高く評価されました。

森祐斗さん

                   

<本人からのコメント >

(森さん)優秀研究発表賞というとても価値のある賞をいただきとても嬉しいです!
小島先生をはじめ境川遊水地の職員さんや調査を手伝ってくれた研究室の仲間などいろんな方のサポートがあったからこそこの賞をいただくことができました!
ありがとうございました!

 

節さんの発表題目

節さんの発表題目は、「カラス類に対する保全・共生意識とイメージ転換に関わる研究」です。専ら忌み嫌われる存在として認知されるカラスですが、SDGsの実現が推進される中、生物に対する多様な捉え方や価値観の掘り起こし(=多様な生き物を受け入れる社会づくり)に関わる研究も重要です。
本研究では、人々のカラス類に対するアンケートからそのイメージ転換を検討しました。
400名近くの回答データから、カラス類への嗜好性の特徴や、印象転換に関わるプロセスを考察した点が評価されました。

節はるかさん

                    

<本人からのコメント >
(節さん)様々な方々に卒業研究を見ていただき、多くのご意見、アイディアをいただきました。
1つの疑問から興味を持ったカラスを卒業研究の対象にここまで出来、奨励賞をいただけたこと本当に嬉しい限りです。
卒業研究を行わせていただいた神奈川県立公園協会さま、回答いただいた皆さま、調査を手伝ってくれたゼミのみんなのおかげです。
ありがとうございます。

 

当日発表したゼミ生4名との一枚