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2023.04.28 研究ニュース

学生優秀発表賞の受賞

本学大学院生物資源生産科学専攻 博士前期課程修了(令和5年3月)の矢崎 裕真氏が,令和5年3月27~29日に開催されました日本植物病理学会全国大会にて,「アブラナ科類白斑病を引き起こすNeopseudocercosporella capsellaeの寄生性分化の解明」(矢崎裕真・横田秀海・加藤功也・有江力・鶴島鉄・北宜裕・井村喜之)」の題目で発表し,学生優秀発表賞に選ばれ表彰されました。

       【学生優秀発表賞】賞状を手にする矢崎 裕真さん

本研究はわが国のみならず,世界各国で被害が報告されているアブラナ科類白斑病の病原菌を栽培種と野生種のアブラナ科植物から単離し、分子系統解析によりこれらは明確に類別できること,野生種分離菌は栽培種には感染できないという寄生性分化が生じていることを解明しました。

さらに,全ゲノム配列を解読および比較し,寄生性分化に関与する特異的な遺伝子群の存在を見出し,これらが特異的な小型染色体に座乗している可能性を明らかにしたことが高く評価されました。