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2024.09.05 学内ニュース
「ダイバーシティ推進を妨げる無意識のバイアス」についてのFD講演会を開催(7月25日)
京都大学名誉教授の裏出令子先生をお招きし、「ダイバーシティ推進を妨げる無意識のバイアス」について講演して頂きました。
「無意識のバイアス」とは、性別・職種・人種など、様々な要素に対して、誰もが潜在的に持っている固定観念や偏見(バイアス)のことです。先生には、「無意識のバイアス」について、行動経済学のヒューリスティック思考など多くの研究データに基づき実例を紹介して頂き、個人や組織がどのように対処したらよいのかお話しして頂きました。
日本では女性研究者の割合が17.8%であり、OECD加盟国の中で最下位となっています。生物資源科学部の女子学生の比率は42%で、国内の理系の学部の中では比較的高い方です。しかし女性教員の比率は25.3%であり、しかも職位が上がるにつれてその比率は低くなっています。
※令和5年5月1日現在
https://www.brs.nihon-u.ac.jp/about/policy/establishment-standards-and-number-of-teachers/
生物資源科学部では2008年に「男女共同参画推進委員会」を設置し、女子中・高校生の理系進学支援、女子学生のキャリアアップ支援、女性教員の働く環境の改善などに取り組んできました。2024年には「ダイバーシティ推進委員会」と名称を変更し、女性のみならず、障がいのある方やマイノリティなど対象とする人々の幅を広げ、様々な相違を個性として尊重し、多様性を活かせる学部となるように取り組んでいます。
日大での裏出先生の講演資料はこちら:男女共同参画学協会連絡会HP
https://www.djrenrakukai.org/unconsciousbias/lecture.html