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2025.09.03 プレスリリース

台湾国立嘉義大学獣医学院と学術交流協定を締結~教育・研究分野での国際交流を促進、相互の発展を目指す~

本学部と台湾の国立嘉義大学獣医学院(学長:林 翰毅)は、教員、大学院生、学部学生の幅広い研究および教育交流を目的とした学術交流協定を締結しました。

この協定は、2025年3月26日に国立嘉義大学にて正式に締結されました。締結後、早速、両大学間で教員の交流が開始されました。まず、日本大学からは鯉江 洋 教授が4月に嘉義大学を訪問し、講義と実習を実施。続いて、嘉義大学からは詹 昆衛(チャンクンエイ) 教授が7月に来日し、生物資源科学部長への表敬訪問と特別講義を行いました。

国立嘉義大学で合意締結式
国立嘉義大学獣医学院

協定の背景と展望
台湾中南部の嘉義市に位置する国立嘉義大学は、100年以上の歴史を持つ総合大学です。特に獣医学院では、日本にはない中国伝統獣医学や鍼灸などのユニークな中獣医治療教育が行われており、今回の協定により、両大学が持つ独自の教育資源を共有し、学術的な発展を加速させることが期待されます。

日本大学生物資源科学部はこれまでも、米国ワシントン州立大学や台湾国立中興大学と学生の交換留学を実施しており、国際的な教育交流を積極的に進めています。国立嘉義大学とは、来年度から獣医学科の学生(5年生・2名・2週間程度)を対象とした交換留学の実施に向けて、具体的な準備を進めています。

この協定を通じて、学生と教員が互いの文化や学問に触れ、視野を広げることで、国際的に活躍できる人材の育成に貢献していきます。