CAREER就職指導課からのお知らせ
2025.11.27
【注意喚起】就職活動における協力支援金の授受と個人情報提供に関する注意喚起
令和7年11月27日
就職指導課
学生の皆さんへ
就職活動における協力支援金の授受と個人情報提供に関する注意喚起
〜あなたの就職活動と信用を守るために〜
最近、一部の企業が「協力支援金」や「活動支援金」などの名目で、大学サークルや部活動に金銭を提供し、学生の個人情報を収集する事例が報告されています。このような行為は、就職活動に直接的な悪影響を及ぼす可能性があり、慎重な対応が求められます。
■金銭の授受がもたらす危険性
1. 「協力の対価」と誤解されるリスク
企業から支援金を受け取ることで、団体や個人が企業の採用活動に協力していると見なされる可能性があります。これにより、団体が特定企業の宣伝役と誤解され、他の学生や大学からの信頼を失う恐れがあります。
2. 個人情報の不適切な提供
支援金と引き換えに、学生の氏名・連絡先・学歴・志望業界などの情報が企業に渡るケースがあります。本人の同意が不十分なまま情報が流出することは、個人情報保護法に違反する可能性があり、法的責任を問われることもあります。
3. 就職活動への悪影響
企業に渡った個人情報が適切に管理されない場合、他社への転売や不本意な勧誘に使われるリスクがあります。これにより、あなたの信用やキャリアに傷がつき、本来の志望企業への印象にも悪影響を及ぼす可能性があります。
4. 大学の規定違反と懲戒処分の可能性
大学では、外部との金銭授受や個人情報の取り扱いに関して厳格なルールが定められています。これに違反した場合、団体活動の停止や、個人への懲戒処分が科される可能性があります。
■学生の皆さんへのお願い
• 企業からの金銭提供や個人情報の収集に関する申し出があった場合は、必ず就職支援センターに相談してください。
• 個人情報は、本人の明確な同意がある場合のみ提供してください。団体代表者が一括で提供することは避けましょう。
• 少しでも不審に感じたら、その場で断る勇気を持ちましょう。
• サークル・部活動の代表者は、団体内で情報共有を徹底し、透明性を確保してください。
協力支援金は一見、団体の活動にとって有益に思えるかもしれません。しかしその裏には、個人情報の流出・信用の損失・法令違反・懲戒処分・就職活動への悪影響といった深刻なリスクが潜んでいます。安易な受け取りは避け、冷静で責任ある判断を心がけましょう。
以 上