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持続可能な未来を創る
―「細胞から、地球まで」―

 現代社会は、世界的に変動性、不確実性、複雑性、曖昧性が高いことから、VUCAの時代と言われています。さらに近年では、この不安定な世界をより的確に捉える概念として、脆さ、不安、非線形、不可解という特徴を持つ「BANIの時代」とも言われるようになっています。 気候変動や食料安全保障、パンデミックといった課題は、小さな変化が一気に世界へ広がる「非線形」な性質を持ち、これまで安定していると考えられてきた社会の仕組みが予期せぬ形で変化する時代となりました。また、AIやデータサイエンスをはじめとするデジタル技術の急速な進展は、生物資源科学の分野にも大きな変革をもたらしています。
 こうした激動の時代において、日本大学生物資源科学部—愛称「NUBS(ニュービス)」は、日本および国際社会が直面する生命・食料・資源・環境の諸課題に取り組み、科学技術の持続的な発展に貢献しています。私たちNUBSは、SDGsの理念が提唱される以前から、その全目標に関連する教育・研究を展開してきました。現在はその取り組みをさらに発展させ、人・動物・環境の健全性を一体として捉える「One Health」の考え方のもと、分野横断的な連携で複雑な社会課題を解決し、持続可能な社会をリードできる人材の育成に力を注いでいます。
 2023年の学部改組により確立された最新のカリキュラムでは、高度な専門性に加え、データサイエンスや先端技術を活用して課題を解決する力を養います。その学びの拠点となる湘南キャンパスは、小田急江ノ島線「六会日大前」駅から徒歩3分という抜群の利便性を誇り、敷地内には農場、スマートアグリ温室、演習林、動物病院、博物館といった国内屈指の教育・研究施設が集約されています。駅至近の好立地でありながら、講義で得た知識をその場ですぐに実験・実習で「体感」できるこの環境は、NUBSの大きな特徴です。
 大学時代は、良き師や仲間と出会い、切磋琢磨しながら人間性を育む大切な時期です。16学部86学科を擁する日本大学のスケールメリット、そして、「細胞から、地球まで」、農学を超越した多様な分野を網羅するNUBSの多様性の中で、本学の教育理念である「自主創造」に基づき、「自ら学び、自ら考え、自ら道をひらく」力を育んでください。 変化が激しく先の見通しが難しい今だからこそ、分野を横断して柔軟に考え、試行錯誤しながら新たな価値を生み出す力が求められています。NUBSでの学びは、皆さんの未来を切り拓く原動力となると確信しています。
 教職員一同、皆さんとともに学び、研究できることを心より楽しみにしています。

令和8年4月1日

日本大学生物資源科学部

学部長 関 泰一郎